少しずつ疑問が湧いて、いつの間にか疑念は拭えなくなった。
誰かの幸せを祝福できないこと。何となく分かっていたけれど、
彼女のライバル視しているその人が、私だとは気付けなかったの。
拾い上げてきたバツが悪そうな言い訳を受け止めることは、もう今日でやめにする。
負けず嫌いな女友達のこと。
負けず嫌い
咄嗟のことで理解ができなくて、だけどしっかりと残ったざわめきは、
はっきりと今もまだここにある。
いつまでも消えない出来事。振り返るほどに鮮明に真実を映し出すから、
目を背けたくなった。
耳に残った意地の悪い言葉の先に見えた、あの子の本音。
心の奥に深い傷を刻んで、私の心をかき乱す。
悲しみに暮れてしまいそうなのは、信じていたからかもしれないけれど、
涙が出た。
負けず嫌いな女友達に、あなたも悩んでいませんか?
後悔するくらいならと意見を述べたこともあったけど、聞く耳さえ持たずにただこちらを見ている彼女に、
心底がっかりしてしまったんだ・・・。
破られた約束は情けなくそこに横たわっていて、修復という可能性さえも、
見当たらなくなってしまう。
すべては負けず嫌いが顔を出したから。
彼女のプライドを、私はいつしか傷付けていたの・・・?
私だから許せないというあの子の憎しみを、こうしている今もヒシヒシと感じている。
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ライバルは私?
溜め息交じりに吐き出された、冷え切った言葉の数々に少しずつ疑問が湧いて、
いつの間にか疑念は拭えなくなった。
「なぜ、そんなことを言うの?」 「どうして、そんなことするの?」
聞くに聞けない、悲しい質問。心の中は葛藤にまみれて、しつこいほどに私を、
惨めにさせる。
それはまさに「いいなぁ」じゃなくて「いいよね」で、棘のある言葉は、乱暴で横暴なセリフに変わってしまう。
あんたはいいよね。そんなに幸せで。
あんたはいいよね。そんなに自信があって。
そんな風に聞こえてしまうのは、紛れもない蓄積の証だと、
私はもう気が付いている。
後付けで用意された「そんなつもりじゃないから」は、彼女の表情を見たら信憑性に欠けてしまうから・・・。
誰かの幸せを祝福できないこと。何となく分かっていたけれど、
彼女のライバル視しているその人が、私だとは気付けなかったの。
拾い上げてきたバツが悪そうな言い訳を受け止めることは、もう今日でやめにする。
だってあまりにも、辛すぎるから・・・。
前を向いて欲しいと思います。
憂鬱の行方
切ない感情にのみ込まれてしまうのは、許すことから離れたから。
今までは抑えつけることで、なんとかこの関係を守ってきたのかもしれない。
やっぱりどこかで諦めきれなくて、やっぱりどこかでこの現実を、
受け止めきれなかった私がいたの・・・。
友達からの八つ当たり。負けず嫌いは悪いことではないけれど、
そこで嫉妬の感情に身を任せてしまうのは、間違いだと私は思います。
誰しも自分以外の誰かに、羨ましさを感じることはあるでしょう。
けれどその憂鬱を持て余してしまえば、いつまで経っても笑顔になれない時間は続いてしまうはず。
自分自身と向き合って、落としどころを見つけること。
ややこしく複雑に、絡まってしまう人間関係に出会ったときは、
一度立ち止まり、相手のことをじっくり見つめてみるといいかもしれません。
負けず嫌いという感情を、糧や励みに変えることができればいいけれど、
ただそこにある憎しみに染まってしまうのでは、誰かを傷付けてしまうことに繋がってしまうこと。
あなたが一番分かっているはずだから・・・。
ネガティブな感情を自分勝手にぶつけて、自分のプライドを守るくらいなら、
自分自身で距離感をコントロールをするべきです。
「負けず嫌いなんだよね」 「素直な性格だから」
見苦しい言い訳という甘えに流されずに、心を守って欲しいと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
負けず嫌いな女友達に困っていませんか?
ネガティブな感情を、ポジティブなエネルギーに変えることもせずに、
ただ嫌味に意地悪に、当たり散らしてくる迷惑な人。
いくら友達だと言っても、許せないことはあるはずだから・・・。
前を向く準備を始めて欲しいと思います。
一方的にぶつけられた嫉妬もライバル視も・・・。疎ましいその憂鬱から抜け出しましょう。
思いやりを忘れずに向き合うことができる関係性こそが、本当の友情だと私はそう思います。