名前も知らない女が、私に話し掛けてくる。
「選ばれたのは私なんですよ?」
絡み合った今を、どんな風に解いたらいいのか分からない。
黙り込む夫に、絶望しか見つからない・・・。
あなたは離婚を考えたことがありますか?
夫の裏切り
今も忘れられないあの日のこと。
顔も知らない女が私に話し掛けてくる。
「私の方が愛されていたんです」
体がこわばって手が震えて、状況を飲み込むのに随分と時間が掛かった。
夫の裏切り・・・。
まさかね?嘘でしょ?そんなはずないよね?
現実を見つめられなくて、子供みたいに同じ質問を繰り返しながら、
夫のことを睨み付けるしかできなかった。
感情と心がバラバラで、自分でも気持ちが悪い。
夫婦の危機。あなたは感じたことがありますか?
山積みになったネガティブと、キラキラした思い出だけが目の前に転がっている。
本当に聞きたいことは、何一つ言葉に変えることができなくて、
初めて聞いた名前の、あの女の言葉が今頃になって胸を刺す。
黙り込んだ夫に驚いたら、やっと涙が出た。
離れた心
なたは離婚を考えたことがありますか?
隣にいることは当たり前なのに、向き合った途端に言葉が詰まる。
いつからだろう・・・?どうしてだろう?
離れる準備を始めたくなる、心が寂しい夜。
こんなにも息苦しい時間。もうウンザリだから・・・。
許せないことばかりが増えてしまった。
想像もしていなかった未来に、今にも泣き出しそうになる。
それでも今を変えることはどうしようもなく難しくて、惨めにもなる。
めんどくさくなってどうでもいいやなんて、いつも開き直るふり。
明日になればまた、笑い合えるかもしれないなんて、
淡い期待を抱いて布団に入る。
それなのに隣に寝ている夫の横顔を眺めれば、離婚の二文字が頭を過ってしまうんだ。
こんなに近くにいるのに、心はどうしようもなく遠くにあって、
愛を誓った人なのに、憎しみだけが募ってしまう。
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二人の未来
訳もなく荷造りを始めて、未来を探す。
弱々しい希望を感じながら考えてしまう。
新しい生活と新しい恋のことを。
こんなに長く住んだ家なのに、選ばれた大切な物は驚くほど分かりやすい。
少ない荷物を抱きしめて、新しい人生を想像した後は少しだけ泣いてしまう。
愛想笑いの日々にお互い疲れているんだから、ちょうどいい。
胸の奥がヒリヒリと痛んで、悪者探しまで始めてしまう一人の時間。
こうなったのは誰のせい・・・?
消えていく愛情。残る思い出。
夫婦の絆、感じられますか?
真実の愛はどこにいってしまったのだろう。
未来を見据えたときに、あなたの答えがきっと見つかるはずだから。
最後に
いかがでしたでしょうか?
夫婦の未来。離婚のこと・・・。
あなたは考えたことがありますか?
今隣にいる、この人は一体誰なのだろう・・・。
不思議な繋がり。家族というひとつの愛の形。
夫婦という愛と憎しみの狭間で。